刊行物の紹介

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関西日印文化協会刊行物の掲載にあたって

 「関西日印文化協会」は1957年ネルー首相初の来日を期に、「日印文化協定」が締結された翌年の1958年に、京都大学文学部を本部として発足した非常に古い由緒ある協会です。関西の三大都市に支部を置き(京都支部は本部を兼ねる。大阪支部は大阪外国語大学インド語学科研究室に、神戸支部は東極楽寺におかれた)それぞれ特徴ある活動を行っていました。

 当時インド政府公認の唯一の団体で、毎年10万円の補助金をインド政府から支給されていました。今の物価からすると、100万円以上の価値があったと思われます。
 この補助金等で、定期刊行物の「日印文化」ならびに「日印文化特集号」を出版していました。その中には、若き日の吉川幸次郎氏、梅棹忠夫氏、宮本正清氏、長尾雅人氏という学会の泰斗達の寄稿がある一方、当時の大阪外国語大学の学生たちが積極的に寄稿していたことも分かります。
 一般的には、現代の学問レベルからすると、特に価値ある内容でないかもしれませんが、当時としてはそれなりに、価値ある情報だったと思われます。

 これらの貴重なバックナンバーが本会顧問の矢野道雄先生のご協力を得て、欠番はあるものの、かなり集めることができましたので、デジタル化して公開させていただきます。今後欠番を補う努力をいたしますが、皆様方のご協力をお願いいたします。

 しかしながら、1960〜1970年代の大学紛争の影響によるものか、京都大学を本部とする「関西日印文化協会」の活動は、事実上、自滅消滅状態に陥ります。その後、故桑原泰業氏が神戸に事務所を統一して、新たな「関西日印文化協会」が再興されます。

 平成元年以降の出版物は全て、神戸に統合後のもので、それぞれ「日印文化…記念特集号」というタイトルで出版されています。 
こちらの方もご愛読いただきたく存じます。

関西日印文化協会会長
溝上 富夫

 

日印文化 1958年第1号〜1964年10月第24号

 

 関西日印文化協会の会報誌「日印文化」創刊号より第24号までをPDFでご覧いただけます。
▼日印文化 1958年第1号〜1964年10月第24号

(ファイルサイズ:45MB)

 

 日印文化 1960年 特集号I・1964年 特集号III
  ※1961年 特集号 II をお持ちの方は協会までご連絡ください 

 関西日印文化協会の会報誌「日印文化」の特集号IとIIIをPDFでご覧いただけます。
印文化 1956年 特集号I、1964年 特集号III

(ファイルサイズ:86MB)

 

■創立30周年記念特集号 平成元年6月1日(1989年)

 

○お祝いの言葉:竹下登(内閣総理大臣)

○輪廻しそうと業説:石上玄一郎(大阪成蹊女短大名誉教授)

○インド経済の現状:黒澤一晃(松蔭女子学院大学長)

○日本におけるインドの発見:中村元(東京大名誉教授)

○タゴールのアメリカ訪問・1916年の場合:森本達雄(名城大教授)

○東インドと私:頼富本広(種智院大教授)


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▼日印文化30周年記念特集号 (ファイルサイズ:6.1MB)

 

 

■創立33周年記念研究論集 平成3年12月1日(1991年)

 

○インドの政治経済ー危機の1991年ー:黒澤一晃(松蔭女子学院大学長)

○インド諸言語中央研究所の語学研修について:溝上富夫(大阪外国語大学教授)

○ガンディーとタゴールー第一次世界大戦勃発をめぐってー:森本達雄(名城大教授)

○南インドのブラーマン司祭たち:田中健一(京都大助教授)

○インド思想・仏教のいざないー十七条憲法の制定とその前後ー:山口恵照(大阪大名誉教授)

○インド現存の両界系密教美術:頼富本広(種智院大教授)

○ガンジスの流れに:丸山勇(日本写真協会員)

 

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▼日印文化創立33周年記念研究論集
(ファイルサイズ:11.8MB)

 

 

■創立35周年記念特集号 平成6年1月(1994年)

 

○チャンパーラン戦争顛末記ーガンディーのサティヤーグラハ闘争の原型ー

                   :森本達雄(名城大教授)

【特集:在日インド人】

○神戸を中心とする日印経済交流と在留インド人の動向

                   :藤田誠之祐(協会・評議員)

○インド移民社会の歴史と現状ー横浜・東京・神戸・沖縄ー

                   :富永智津子(宮城学院女短大助教授)

○在日インド人2世と語る会の背景ーロンドンの南アジア・ネットワークー

                   :田中雅一(京都大助教授)

○日本のうたをヒンディー語に翻訳して:溝上富夫(大阪外国語大教授)

 

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▼日印文化創立35周年記念特集号
(ファイルサイズ:12.8MB)

 

 

■創立40周年記念特集号 平成11年8月(1999年)

 

○不滅の為政者・アショーカ大王を偲ぶ:森修爾(聖徳太子会理事長)

○ヒンドゥー教の聖牛崇拝:森本達雄(名城大教授)

○インド1990年代ー独立50年の回顧ー:黒澤一晃(松蔭女子学院大学長)

○地球化時代のヒンドゥー教:田中雅一(京都大助教授)

○東インドの仏教ーその魅力と意義ー:頼富本宏(国際日本文化センター教授)

○(続)インド移民社会の歴史と現状ー横浜・神戸・沖縄ー

                 :富永智津子(宮城学院女短大助教授)

○平和と人権の世紀に向けてーインドの哲学に学ぶー:徳田一彦(協会会員)

○悠久の国・インドの想う:萩原俊雄(国連支援交流財団常任理事)

 

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▼日印文化創立40周年記念特集号
(ファイルサイズ:8.3MB)

 

■インド共和国独立55周年・関西日印文化協会創立45周年記念特集号 

平成17年3月31日(2005年)

 

○日本の対インド経済協力:宇都宮浩(関西日印文化協会理事)

○インド経済について(対談):R.O.ワラン氏(在大阪神戸インド総領事)

               黒澤一晃(関西日印文化協会会長)

○過去と未来に甦るインド仏教:頼富本広(種智院大教授)

○人生の尽きないもとでーアーサナ(体位)の本質と功徳ー

               :山口恵(大阪大学名誉教授)

○ガンディー「非協力』思想の誕生:森本達雄(名城大学名誉教授)

○ヒンディー語劇のインド・モーリシャス公演旅行記

                                       :溝上富夫(大阪外国語大学地域文化学科教授)

○インド雑感ー発展めざましいインドー:高橋至(インド航空大阪支店)

○アジアに、インドに、もっと光を!ーインド洋に鎮魂を込めてー

                                       :徳田一彦(関西日印文化協会理事)

               ○世界平和は心の平和から:山田芳信(関西日印文化協会事務局長)


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▼日印文化創立45周年記念特集号
(ファイルサイズ:39.7MB)

 

■インド共和国発足60周年記念特集号 

平成23年5月3日(2011年)

 

○パーラ朝仏教寺院遺跡・遺品の研究(1982~2010年)

              :頼富本広(種智院大学名誉教授)

○アジア主義:貝塚俊民(公益財団法人兵庫県国際交流協会名誉会長 前兵庫県知事)

○これからのインドを想う   :新野幸次郎(財団法人神戸都市問題研究所理事長 神戸大学名誉教授(元学長)

○インド2010年ー回顧と展望ー:黒澤一晃(関西日印文化協会前会長(顧問)神戸松陰女子学院大学名誉教授)

○タタ財閥の社会貢献活動   :三上敦史(大阪学院大学経済学部教授)

○ヴィカース・スワループ氏 2作品の書評:溝上富夫(関西日印文化協会会長 大阪外国語大学名誉教授)

○太陽の町から日いずる国へ:塩谷マクスーダ(北陸ジャパン・インドクラブ会長)

○Ayurveda/インド伝統医学  :イナムラ・ヒロエ・シャルマ(日本アーユルヴェーダ学会理事 大阪アーユルヴェーダ研究所所長)

○インド古典舞踊とひとすじの光:モガリ真奈美(関西日印文化協会理事 マルガユニティー主宰)

○シタールに魅せられて    :田中峰彦(シタール奏者)

○興隆するインドの変革ー断面から基底に迫る〜人権尊厳の世紀へ 日印文化の交流を更に豊かに〜

               :徳田一彦(関西日印文化協会副会長 地球市民の会日本センター理事)

○キングダム・オブ・ドリーム :高橋至(エアインディア西日本地区旅客営業部部長)

○インド総領事館での12年間を振り返って:南波亘子(前・インド総領事館通訳)

○ヒンディー語詩2編     :パルミンダル・ソーディー(ミラ・レストラン店主)

○私の日印交流実践、この一年 :大木香奈(大阪大学国際公共政策研究科 博士前期課程2年)


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▼インド共和国発足60周年記念特集号
(ファイルサイズ:10.5MB)

 

 

インド共和国第70回独立記念特集号

平成28年12月1日(2016年)

 

○私のインド旅行記録:矢野道雄(京都産業大学名誉教授・関西日印文化協会顧問)
○インド北東部のもうひとつの「牛」 -ミトゥンについて:小磯 学(神戸山手大学 現代社会学部観光文化学科 教授)
○躍動するインドの財閥と 新興勢力~そのプロフィール~:三上敦史(大阪学院大学経済学部教授)
○Indiamela誕生秘話:山口かおる(インディア・メーラー事務局)
○メーガーラヤ州のカーシ族:リヴァー オーネル ワーラン(元在大阪神戸インド総領事)
○インドとの出会い:辻 恵子(洋画家・神戸芸術文化会議会員・デシネ主宰)
○バラタナーティヤムの道:モガリ真奈美(関西日印文化協会理事・マルガユニティー主宰)
○海外探究旅行 in India:上村佳永(西大和学園高等学校校長〈奈良県北葛城郡〉)
○インドで成長した自分:阿久根大輝(西大和学園高等学校2年)
○インドの瞳:渡邉瑞貴(西大和学園高等学校2年)
○インドの未来を背負う高校生: 福永祐一(西大和学園高等学校2年)
○スラムの子どもとダンスとわたし:人見眞代(大阪大学外国語学部 ヒンディー語専攻4年)
○インド美術との出会い:川瀬陽子(関西日印文化協会・兵庫県日本画家連盟神戸芸術文化会議・日韓美術校友会・芦の会会員 )
○不思議なインド:高橋 至(エアインディア大阪支店)
○驀進するインドの断面と民衆の生きる力:徳田一彦(TRINCKS シルクロード代表・関西日印文化協会副会長)
○モーディー首相の演説の特徴:溝上富夫(関西日印文化協会会長・大阪外国語大学名誉教授)


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▼インド共和国第70回独立記念特集号
(ファイルサイズ:14.4MB)

 

 

■インド共和国第75回独立記念特集号

令和3年11月1日(2021年)

 

○コロナ激禍のインドを生き延びる!:磯貝富夫
○日本における英連邦進駐軍 インド部隊の素描 1945―1947 年:奥埜梨恵
○今こそ!文化芸術の発展と繁栄:モガリ真奈美
○インドフォークアートワークショップの記録:川瀬陽子
○令和印度滞在記:宮島菜実
○日本とインドを繋ぐ YouTuberという自分らしい生き方:人見眞代
○私とヒンディー語:安藤康司
○Beating Retreat Ceremony 2019の鑑賞:山本和美
○インド総領事館での勤務を経験して:武笠千春
○Yoga :My way of life:プールヴィー・ジャヴェリー
○福岡インド友好協会とは:クマール・ダルメンドラ
○タミルナードゥ州の地方都市での日本語教育の発展:アショーク・シャンカル
○インドの新教育政策 2020―特にその言語教育を巡って―:溝上富夫


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▼インド共和国第75回独立記念特集号
(ファイルサイズ:19.7MB)

 

浦河町とのインド交流会/Study Seminars with Urakawa

インド共和国第75回独立記念特集号

2021年11月発刊

※本サイトでお読みいただけます!

トピックス

このたび、当協会会長の
溝上 富夫氏(大阪外国語大学名誉教授)が、瑞宝中綬章を受章されました。 2022年4月付

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